2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
DICOM の画像データには患者 ID や名前、及び各種情報がタグ付けされていて、その種類により対象情報が必須か否かが定義されている。 下記が定義の種類である。 Type 1 :タグ(Data Element)も必須で実データも必須Type 2 :タグ(Data Element)は必須だ…
検査装置から患者 ID が空白のまま送信されて来ることがある。 DICOM において患者 ID は空白でも良いのか? 規格書パート3 Table C.7-1 Patient Module Attributes に (0010,0020) Patient ID は Type 2 であると定義されており、Storage SOP Class でサー…
DICOM は幾つかの圧縮をサポートしていて下記に代表的な圧縮を記載する。 ・JPEG Lossless ・JPEG Lossy ・RLE ・JPEG2000 Lossless ・JPEG2000 Lossy 圧縮の詳細は別の機会に書くとして、画像の種類や運用に合わせて利用する圧縮を選択する事で効率的な管理…
まれに他施設から届いた超音波や内視鏡といったカラー画像を取り込んだ場合に色が化けてしまうことがある。 赤系の色が緑系になっていたりする。 カラー画像の場合は圧縮状態によって (0028,0004) Photometric Interpretation の値を変える必要がある。 院内…
DICOM のタグには1つしか値を定義出来ないタグと複数の値を定義出来るタグが存在する。 規格書ではパート6の DICOM Data Elements に VM(Value Multiplicity)として定義されている。 患者 ID や検査日は VM=1 となっているので1つしか値を定義出来ない。 …
一般撮影に FPD(フラットパネル)が使われる事が多くなって来た。 病棟とかで使われるポータブル撮影でも FPD が使われるようになって、昔のフィルムや IP( イメージングプレート)を使っていた時と比べると直ぐに撮影画像が確認出来るので大変良い気がす…