何となく DICOM

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接続作業が無くなるかも

DICOM サーバと接続されている医療機器が変更になったり追加される場合には DICOM サーバ側と医療機器側の両社にて接続確認作業を行う。

技術者が訪問した上で作業を行う訳だし、接続に不具合や不都合が起きた場合は解消するのが使命となるので有償作業とならざる得ないのかも知れないが接続数が多くなると結構痛い出費となる。

 

フリー Wifi のように自動で接続してインターネットサービスを利用出来るような感じにはならないのだろうか?

一応規格としては Supplement 67 Configuration Management が DICOM 2003 から Part 15 の一部として組み込まれている。

これは DICOM 接続の自動化を目的とした仕組みであり、IP Address は家庭用ルータ同様に DHCP サーバから取得して、 AE Title や Port 番号、Transfer Syntax の DICOM パラメータについては LDAP サーバから取得するという事になっている。
SCU、SCP に関わらず LDAP サーバを利用したい AE は、LDAP クライアントを実装して
LDAP サーバから取得するということになる。

 

 

実装されれば DICOM 接続作業が必要無くなるかというと現時点では無くならない。

DICOM 接続が出来たとしても画像の解像度が適切か否かの確認やビューア側の表示設定等の確認は必要となる。

DICOM 規格に組み込まれてから20年経過しても誰も実装しようとしないのは、現時点では結局最終的な労力が変わらないからだと思われるが、将来は Ai も使って自動で適切な接続状態と出来るかも知れない。