何となく DICOM

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IHE Image Manager の運用

医療情報システムの運用を標準化するプロジェクトとして IHE というのがある。

IHE はあくまでも運用を標準化するもので、画像関係の規格についてはあくまでも DICOM を使用する。

日本では IHE-J として20年程前から活動が開始されており、活動開始当初はそれなりに盛り上がった気がするが現在はいまいち感がある。

理由は明確な気がするが明言は避ける事にする(^^;)

 

IHE では DICOM Server に相当する Actors が Image Manager と Image Archive の2つに分かれている。Image Manager は画像管理であり Image Archive は画像保管となるのだが、多くの実運用先では DICOM Server として統合されているので運用側が分かれている事を意識する必要は無い。

 

IHE の Technical Framework(技術仕様書)によると、画像を保管する Image Archive が複数あり、それらを管理する Image Manager があるという構成形態を意識したことのようである。

 つまり院内に複数の DICOM Server(Image Archive) が存在していたとしても、1つの DICOM Server(Image Manager)を経由して串刺しで検索可能になるという事である。

Transaction から仕組みを読み取ると、最終的に Image Manager が MPPS を受信することで対象画像がどの Image Archive に保管されているのかを Image Manager が管理可能となるという事である。

 

 

 

個人的には結構理想的な運用を実現出来る気がするが、最近はサーバとビューアが自社間である必要がある事が多くて DICOM 通信により画像を取得する運用要求が減っている。

頑張って開発実装してもあんまり売れない気がするなぁ・・・