DICOM は モダリティ名の付け方を定義している。
まず(0008,0060)Modality の VR は CS(Code String)なので、大文字とアルファベットと数字とスペース、及びアンダースコアの16文字以内である。
つまり小文字や漢字は使えない。
さらに SOP Class によりモダリティ名として使用出来る文字列が限定されているか否かが定義されている。
CT の SOP Class では(0008,0060)Modality に Enumerated Values として CT が定義されている。
つまり CT では必ずモダリティ名を CT としておかなければならない。
以前 Mammography の Tomosynthesis が世に出た時に、ある装置メーカーが CT の SOP Class を使ったのにも関わらずモダリティ名を MG とした事があった。
導入施設側の運用やビューアの仕様に対応したのだと思うが完全に規格違反である。
前述のように CT や Mammography ではモダリティ名に使用出来る文字列を限定しているが、Secondary Capture (SC)では別途リストされている文字列の何れかを利用可能としている。
しかも Defined Terms としているので、リストされているモダリティ名に限定されること無く、施設の運用やベンダーにより変わる事も想定しておかなければならない。